「Electrum-mona」(後編)です。
後編ではElectrum-monaの基本的な使い方、バックアップ方法などについて解説します。
前編を読んでもらって、日本語化まで済んでいるものとします。
①Electrum-monaでの受け取り
起動したら、「履歴」「送信」「請求」の「請求」タブをクリックします。
Electrum-monaでは、複数のアドレスを使い分けることができます。今まで取引所やオンラインウォレットを使ってきた人は人は驚くかもしれません。寄付用のアドレスと運営のアドレスを分けて分かりやすくしたり、アドレスを使い捨てていくことによって匿名性を高めたりなどできます。
「新規」ボタンを押して、「備考」欄に使い道などを入力。今回はfaucetにモナコインを貰いに行くのでfaucetと書き込みました。 請求金額と有効期限については普通に使う限りでは空欄で問題ないと思います。
入力が終わったら「保存」ボタンをクリック。 下の「リクエスト」欄に表示され、先に作っておいた取引用のアドレスと並んでいます。
リクエストから使いたいアドレスを選んでクリックするとそのアドレスとQRコードが表示されます。入金アドレスの右側のアイコンをクリックするとクリップボードにコピーされるので便利です。
また、青で囲んだ下部は現在の状態を表しています。 左側が所持しているモナコイン。右側が左から順に以下のものを表しています。
鍵のマーク → 暗号化されているか否か(パスワードを設定しているかどうか)
工具マーク → 「設定」へのショートカット
種のマーク → seedを表示(要パスワード)
ランプのマーク → 接続状態(青が接続OK、赤がNG)
では、このアドレスに送金してみます。今回は自分がやっているfaucetを利用しました。
「履歴」タブに移動するとこのように表示されます。 一番左のマークは0認証を表しています。
また、faucetは手数料を限界までケチっているためにLow feeと表示されています。恥ずかしい。
金額と残高は既に反映されたかのように見えますが、左下を見てみるとunconfirmed、つまり未認証だと分かります。 またこの履歴の日付辺りをダブルクリックで詳細も見られます。
一番左のマークは認証が進むと変化し(図は1 confimationsの状態)、
完了するとそんな感じのマークになります。左下の残高もunconfirmedではなくなっています。
以上で受け取りは完了です。
②Electrum-monaでの送信
「送信」タブを開くとこのような画面が開きます。
(「アドレス」「コイン」タブは色々試していた時に閉じ忘れていたものです。一番上の「表示」から弄れます。)
送信先にはMから始まるモナコインのアドレスを入力します。 備考には適当なものを入力しておきましょう。
くどいようですが送り先を間違えないように。筆者は二回やりました。闇へ消えました。
金額は桁を間違えないように。単位は「MONA」「mMONA」「μMONA」を設定から選べます。
手数料も設定から調整できますが、最初は変に高くなければ言われたままの額でいいと思います。Low feeって言われないし。
といいつつ手数料をめっちゃ下げたら怒られました。
この手数料はマイナーと呼ばれる、ブロックチェーンに取引を書き込んでくれる人に払う報酬です。マイナーは手数料の高い方から順に処理していくため、Bitcoinのように取引が非常に多いと手数料の低い取引は承認に時間がかかったり、最悪の場合キャンセルになることがあります。
今のところモナコインは大丈夫です。
送ったらこのようにトランザクションIDを教えてくれます。
履歴で承認待ちになってるのを確認したら、後は待つだけです!
Electrum-monaを用いた送信は以上で完了です。
③バックアップ
自分でウォレットを管理するならバックアップは必須です。 PCが壊れてもウォレットを復元できるようにしましょう。
※バックアップは非常に大事なものです。この情報が最新でない可能性も、筆者が何か間違っている可能性もあります。 この記事を参考にして問題が起こっても責任はとりません。
以下筆者が試してみた一例をメモしておきます。
[1] ウォレットファイルをバックアップ
ウォレットファイルを名前を変えてバックアップします。
利点は仮に流出してもパスワードの入力が必要となることです。
欠点はファイルなのでメモして保存するなどの方法はとれず、電子データの形でしか保存できないことです。
まず、「ファイル」から「ウォレットのコピーを別名で保存」を選びます。
「kaisetu_2」と名付けて保存。
「electrum-mona-2.9.3.4-portable.exe」を他のフォルダで起動して、新たに作られた「electrum-mona_data」フォルダの中の「wallet」フォルダにバックアップのkaisetu_2を入れて選択。
パスワードが要求されるので入力。 (新たに環境を構築してるので日本語から英語に戻っています。)
バックアップからの復帰に成功! なんかネットワーク繋がってませんがまた時間あったら画像差し替えます!
[2]seedを用いたバックアップ
設定で「新しくseed作るよ」と答えたところで「seedもう持ってるよ」と答えればそのseedに対応する財布にアクセスすることができます。
しかも、パスワード(暗号化)がかかっていようとおかまいなしです。
利点はseedの文字列はメモなどに保存でき、石板などに掘れば家が燃えるなどしても残ることです。
欠点は漏れたら全てが終わるところです。
やってみます。 まず新しいウォレット「kaisetu_3」を作ります。
ウォレット「kaisetu」が「Standard wallet」だったのでそれを選択。
ここで前回とは違い「I already have a seed = もうシードを持ってるよ」を選択。
言われるがままに入力すると、
パスワードを決めるように言われます。
つまり、パスワードで暗号化しててもseedが漏れたら意味ないってことです。
新しくウォレットを作る形になるので備考とかは消えてますが、復活しました!
備考とかのバックアップは「ウォレット」タブから取れたりするのですがこの記事では触れません!
以上が、バックアップの一例です。
秘密鍵を用いた方法とかもありますがひとまず今回は割愛します。
あくまで今回筆者がやってみて出来たというだけなので、実際に確認されることをお勧めいたします。
繰り返しますがseedだいじに!
この記事への修正点、疑問点などありましたら出来るだけ早く反映いたしますのでコメントまで宜しくお願いします。
脇山珠美ちゃんかわいい!
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