先日の打ち上げでもロケット（ブースター）の回収に成功したSpaceX。そのSpaceXが打ち上げたロケットの回収に成功するまでの軌跡を動画にして公開しています。
ノリの良い音楽に合わせて爆発するロケットと、それを全てポジティブに受け止めるSpaceXの名言をお楽しみください。
題名は「How Not to Land an Orbital Rocket Booster」、日本語で「ロケットブースターを着陸させない方法」。
訳はこんな感じです。
HARD IMPACT ON OCEAN 「海面へ勢いよく衝突」
SOFT WATER LANDING 「ゆっくり着水」
ENGINE SENSOR FAILED 「エンジンのセンサー不良」
爆破したロケットを見て「ロケットは無事か？」
残骸を前に「かすり傷だな」
RAN OUT OF LIQUID OXYGEN 「燃料切れ」
RAN OUT OF HYDRAULIC FLUID 「油圧油切れ」
ロケットは粉々ですが「まあ、理論的には、着陸している……」
「着陸しているが……形を保っていないだけだ」とのポジティブシンキング
STICKY THROTTLE VALVE 「（燃料を制御する）バルブ不良」
「見ろ、あれは"爆発"じゃない」
「予定外のパーツ分解が急に起こっただけだ」
(これを一般には爆発といいます)
ENTROPY ... IS SUCH A LONELY WORD 「エントロピー…それは虚しい言葉だ」（ここでのエントロピーは、バラバラを想起させる言葉）
LANDING BURN FAILED 「着陸時の逆噴射失敗」
THE COURSE OF TRUE LOVE NEVER DID RUN SMOOTH 「真の愛へと続く道は、決して平坦ではない（シェイクスピア）」
RADAR GLITCH 「着地用足の故障」
RAN OUT OF HYDRAULIC PROPELLANT 「燃料切れ」
ここまで爆発を積み重ねてきましたが、最後には
「地上着陸初成功」
「洋上着陸初成功」
と着陸に成功し、今では安定してブースターの回収に成功しています。
失敗を自ら動画にして投稿するくらいの失敗を恐れない気概と、失敗のポジティブなとらえ方はSpaceXの特徴ですね！
日本では失敗が過剰に報道される傾向がありますが、これくらい成功の為の失敗を押し出していってもいいのかなと思います。
これからのSpaceXに期待です。
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