NFTでよく聞くホワイトリスト(WhiteList,WL)って何?解説します。

厳密な定義はありませんが、NFT界隈で良く使われる意味は「他の人より有利にNFTを購入できる人のリスト」です。

有利というのは、具体的にはこんな感じ。プロジェクトごとに独自の特典があることもあります。
①(一般販売より)安く買える
② (一般販売より)早く買える
③ (一般販売より)多く買える
④WLに入っていないと買えない
⑤WLに入っていれば無料でもらえる

複合することもあります。①+②で先行して安く買えるとか。

ちなみにホワイトリストに入る条件で見たことあるのはこんな感じ。複合することもあります。
①指定のNFTを持っている
②指定のDiscordでロール(役職)を持っている(よくコメントしてる人とか招待してる人とかが貰えがち。プロジェクトによる。)
③ 抽選に当たった

せっかくなのでホワイトリストの例を一つ。非常に人気のある村上隆氏の新作NFTアートを例に出します。

ざっくり日本語訳すると「ホワイトリストに入っている人はこのサイトから「種(この後花になるMURAKAMI.FLOWERSのNFT)」をmintできます。また、一般販売用の抽選への登録も同じく以下のURLから可能です。」と書いています。

ページに飛んでみると、色々書いてあります。長いのでめっちゃざっくり要約します。

  1. Murakami Dripの特徴を持つRTFKT’s Clone Xのホルダーがホワイトリストの対象となる。(3500枠) また、関係者に500枠のホワイトリストを配布する。
  2. ホワイトリスト対象者は0.0727 ETHでNFTを確実にmintできる。
  3. その後、一般販売用の抽選を行う。対象は6751人。当選した場合、0.108 ETHで購入することが出来る。
  4. その後諸々の対象者で1000個弱購入できる。

この場合は、先に村上隆氏が関わったNFTを持っている人(=ホワイトリスト対象者)は、非常に人気のあるNFTを確実かつ安く手に入れることが出来る権利が貰えます。
このようにホワイトリストを使うことで、プロジェクト側から見れば昔から応援してくれている人を優遇できたり、過去作品をずっと持っていてくれたりするメリットがあります。またコレクター側も昔から応援しているプロジェクトの新作が有利に手に入ることで人気が出て手に入らなくなっても一部救済策のように働くことがあります。使い方次第では互いにメリットがあるので上手く使いましょう。
(なお、新規プロジェクトではインフルエンサーに宣伝の見返りにWLを渡して、呼び込まれた人は高く後から買わされるようなこともあります。笑 宣伝されたものは自分でもちゃんと判断した方が良さげです。)


かわいいciana(犬)さんにお願いされたら書くしかない。

ちなみにホワイトリストはIT用語で受け入れを許可するリストのことで、それが転用されて使われているものかなと思います。ブラックリストの逆と思うと分かりやすいかも?

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