モナコインはTipmonaちゃんがTwitter上でどんどこわっしょーいしてくれたりAskmonaの中でレスに簡単に投げれる面白い通貨なのですが、そこではモナコインのアドレスも出てこなければ、手数料もかかりません。
暗号通貨の基本を理解している方には逆に疑問なのではないでしょうか。
「取引にはアドレスと手数料が要るんじゃないの?Tipmonaちゃんどうなってるの?」と自分も昔思いました。
ざっくり解説します。
オンチェーンとオフチェーン
ざっくり解説なのにカタカナ出してごめんなさい。ここのチェーンはブロックチェーンのチェーンです。
オンチェーンはブロックチェーンの上で何かをすること。そしてオフチェーンはブロックチェーンの外で何かをすることです。
普通のアドレスを使った送金はオンチェーンですが、TipmonaやAskmonaはオフチェーンで取引をしています。取引所での売り買いもオフチェーンです。(Bitcoinの取引で30分とか待たされたりしませんよね?)
先に結論を言ってしまうと、tipmonaなどはブロックチェーンに関係のないところでモナコインを送っているのです。
オンチェーン
オンチェーンの例は普通の送金です。
モナコインの送金の履歴をブロックチェーンに刻むため少しの手数料と承認の時間がかかります。
オフチェーン
オフチェーンの取引、例えばTipmonaで送るときなどは、実はその時点ではモナコインは移動していません。
脇山さんが珠美ちゃんに10 MONA送るときの例で説明します。
①まずが脇山さんがTipmonaに100MONAを送信すると、Tipmonaは「脇山さんの残高は100MONAだな」と記録します。(オンチェーン)
②次に脇山さんが珠美ちゃんに「tip 珠美ちゃん 10」と呟くと、Twitter上では「脇山さんの 10MONA をどんどこわっしょーい!」とリプライが帰ってきて、移動したように見えます。
そのとき裏では、「脇山さんは100MONA - 10MONAで残り90MONAだ」「珠美ちゃんは0MONAに10MONA足して残高10MONA」と記録されています。(オフチェーン!)
③珠美ちゃんがtipmonaに残高を聞くと記録を見て「10MONA」と返ってきます。
④珠美ちゃんがモナコインアドレスをtipmonaに伝えると10MONA引き出せました。手数料は0.01MONAかかります。(オンチェーン)
オフチェーン!と書いたところでは、ブロックチェーンを使っていません。tipmonaの中で残高の記録を書き換えているだけです。
そのため、待ち時間もなく手数料もかからずにモナコインを投げられるのです。
他のもだいたいこんな感じで動いてます。
まとめ
tipmonaのどんどこわっしょーい!は実は投げ銭文化を支えている技術が裏にあるのです。
オンチェーンとオフチェーンの取引が両方うまく使われているのがモナコインのいいとこですね!
僕もどんどこわっしょーい!が聞きたいな!
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