宇宙探査機ボイジャー1号、37年間使っていなかったスラスター無事動く | Pyxis

宇宙探査機ボイジャー1号、37年間使っていなかったスラスター無事動く

宇宙と地球の境目は?衛星の高度とその役割について

の記事で地球からもっとも遠くを航行する人工衛星として紹介したボイジャー一号ですが、このたび37年間使われていなかったエンジンの試験の試験に成功しました!

ちなみに先の記事で書いた内容は……

211億km

人類が一番遠くへと飛ばした衛星、ボイジャー1号の現在の地球からの距離です。NASAによれば太陽圏を脱出したそうで、果てしない距離であることが分かります。

光の時速が10.8億km/hですから、光ですら片道20時間かかる距離ということになります。

現在も地球から離れていて、今のボイジャー1号の状態はこのサイトで確認することができます。(英語です。)

参考

Voyager - Mission StatusNASA

 

ということで、非常に遠い場所にあることを紹介したのですが、1977年打ち上げと非常に長い期間運営されている衛星でもあるのです。

 

そしてこのたび、ボイジャー1号は37年間使われていなかった軌道制御エンジンの再点火試験に成功しました!

ボイジャー1号は地球と更新するためにアンテナを地球の方向に向けておく必要があります。しかし、そのための姿勢制御用エンジンは数年前から劣化が進んでいました。

そこで今は使われていない軌道を制御するためのエンジンを代わりに使うことにしたのです。これは1980年に土星に最接近したとき以来使われていなかったものです。

この試験にあたってNASAは再点火コマンドを送信し、片道20時間をかけてボイジャー1号へと到達。そしてコマンド受信から更に20時間後に正常稼働しているとの結果が届きました。

このエンジン利用によってボイジャー1号の寿命は2-3年伸びる見通しとのことで、兄弟機であるボイジャー2号でも同じ操作が予定されています。

 

37年ぶりのエンジン稼働も凄いですが、距離が200億kmで通信が片道約20時間というのも凄い話です。

更に延びた旅でどんな知らせを届けてくれるか期待です!

画像 : NASA/JPL

 

 

 

 

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