僕のニュージーランド旅行記、南天の星空を求めて(3)ーテカポと最高の星空編ー

僕のニュージーランド旅行記、南天の星空を求めて(1)ー飛行機と初めての南天の星空編ー
僕のニュージーランド旅行記、南天の星空を求めて(2)ーアカロア湾クルーズ編ー

の続きです。

二日目の後半、テカポ湖やその付近での天体写真などです。

二日目(後編)

テカポに辿り着いたところまで前回書きました。

観光バスの向こう側に見える建物が有名な「善き羊飼いの教会」です。

これを眺めている位置から橋を渡り、善き羊飼いの教会のある湖畔へと向かいます。

橋は武骨ですがどこか美しさもあります。川の奥の方は何かダムみたいな形になっていました。

橋を渡ると善き羊飼いの教会が正面に見えてきます。

付近はアジアからの観光客がかなり多いようで、日本語はもちろん、中国語や韓国語らしき言葉も多く聞かれました。

そして、この道でまさかの宗教の勧誘に遭遇。フェイクを入れつつ様子を書くと……

相手の物腰の柔らかげな男(以下男)と同行者(以下友)の会話です。

男「ちょっとお話よろしいですか?」

友「?」

男「日本語を勉強してましてちょっとお話を」

友「なんですか?」

男「どちらから来られたんですか?」

友「日本の〇〇県からです」

~少し雑談~

男「ところで、言ってしまうと実は私〇〇(宗教名)なんです」

友「?(ぴんとこない)」

ここで「明るいうちに撮影場所探したいのでそろそろ行きますね」と割り込んで打ち切り。

海外で日本語で話しかけてくる外国人ってまず大概危ないと思います。

 

それをスルーして良き羊飼いの教会へ。

こう見るとすごく独特です。

ドアや鐘以外は特徴的な建材でできていて、開拓者のために付近の石を集めて建てられたものだそうです。

付近ではセルフィーを撮る人も多く、カメラを提げていたので写真を頼まれたりもしました。

寄付したら入れたようですが、別に周りも入ってなかったし被写体として考えてたので特に入りませんでした。と言いたいところですが、実はこの写真を見て初めて気付きました。入ればよかった……。

水が綺麗です。

何故か石を投げる水切りが流行ってました。

見まわした感じ水切りに適した石がなかったので、常に流行っているのかもしれません。

振り向くと教会が見えます。常に人がこれくらいいました。

そこから昼食のためテカポの有名なレストランに。

日本食レストラン、「湖畔」です。名物はサーモン丼とのことで皆それを注文。日本人店員がいて日本語は完璧に通じます。


味噌汁までついてくる

「丼」というよりは「重」ですがとても美味しかったです。これ下にもぶつ切りの身が入ってるんですよね美味しい。

日が落ちてきたので夜食とかを買って準備。


エモい。

そしてまずは人が多いところから少し離れたところで撮影。

いつもは良く見える観光地に行くと「うわー!」って感じなのですが、ここで降りた時の感想は「?」。

見えすぎる。

暗くなりきる前ですらこの星空。

天の川の方向にカメラを向けるとまさに山から立ち上っている。


目視だとイータカリーナの色まで見える、気がする

違う方向に向ければ大小マゼランに低緯度オーロラ。

あまりに見えすぎていて、

「なんかレンズ曇っとるんやけど」

「いやマゼランやから、上見て」

という会話をするくらいに頭が悪くなります。

カメラのライブビューでガリレオ衛星が見えるほど。

 

満足するまで星を見たら、テカポ湖へ。

テカポ湖周辺は空が暗いとはいえ、光は少なくないです。

ツアーに申し込むと山の上の観測所で星を見られるので、善き羊飼いの教会にこだわらなければそちらの方がいいかもしれません。


湖面に映るオリオン

周りのカメラマンと共に、善き羊飼いの教会をバックに撮影。

ちなみに、良き羊飼いの教会は被写体としては確かに美しいのですが周りの環境はそこまでよくなく、画角によっては街灯の赤が映り込んでしまいます。

その他観光客のフラッシュや駐車場に出入りする車のヘッドライトなど様々なものが映り込んでくるので、結構難しい場所でした。

しかし被写体の良さには敵わない。目で見ても美しい場所なのでカメラを構える方が邪道かもしれません笑

撮った中からお気に入りの数枚をご紹介。

教会の上に南十字が輝きつつ、さそり座とケンタウルス座を収めた一枚。

星座線を入れてみるとこんな感じに。日本では聞きなれない星座も多いです。

もう少し上に向けると、からす座と偽十字が入って四辺形がたくさん。

天の川下の方の南十字から見て、ほぼ上にあるのが偽十字、左のほうにあるのがからす座

そうこうしているうちにレンズが曇ってきたので、

フィルター外してマゼランを収めてもう一枚。

このときには左側にもう月が上がってきています。

 

一生分の南天の星空を見て、眠りにつきました。

 

 

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