モナカードやCounterpartyの販売で良く使われているDispenserですが、仕様に分かりづらいところがあり意図しない形でカードを送ってしまう例をちょくちょく見かけます。
注意喚起に仕組みやよくあるミスをまとめておきます。(以下全部例としてモナコインに統一します)
目次
・Dispenserの仕組み
Dispenserを設定したアドレスにモナコインを送付してきたアドレスに対し、設定されたカードを送り返す。設定金額の〇倍送られてきた場合には、〇倍のカードを送り返す。
基本的にはこれだけです。送られてきたアドレスの素性や何のウォレットを使っているかは全く気にしていません。
・よくある失敗
①Dispenserを同じアドレスに複数設定する
この場合、そのアドレスで設定したDispenserが全て発動します。
具体的には、こんな感じです。
とあるアドレスにカードAを1MONA、カードBを2MONA、カードCを10MONAでディスペンサー設定
このアドレスに11MONA送金したAさんは
カードAを11枚、カードBを5枚、カードCを1枚受け取る
こんな風にそれぞれのDispenserが別々にカードを送り返します。
セット販売やおまけには使いやすいですが、別に並べたつもりで全て送ってしまうこともあるので注意。
解決方法はアドレスを分けることです。
②Dispenserを設定したアドレスに自分の他のアドレスからモナコインを送付する
Dispenserを便利に使うため購入ボタンを設けてくれているサイトなどもあるので勘違いされる方もいますが、Dispenserは設定されたアドレスに対して行われた入金に対し全て反応します。
そのため、自分の違うアカウントから資金を送付するとそちらにカードが送られてしまいますし、取引所などから入金すると取引所のウォレットにカードが送付されてしまい取り戻せなくなります。
解決方法は、Dispenserを設定したアドレスに自分で送金しないことです。Dispenser専用のアドレスを作るとよいでしょう。
以下の取引なんかは、恐らく取引所に送られてしまったものだと思います。
A6890435288349685761 bought for 2715MONA (476,102JPY).
476,102円で売れたよ!https://t.co/XBY8qnyjrU 7lvVrg— Monapa dispenses history (@mona_dispenses) November 21, 2021
ちなみに、アドレス分けるときはちゃんと全部復元できるようにバックアップしてくださいね。(方法は各自で……)
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