聞かれることが何度かあったので備忘録程度のまとめ。質問もらう度にアップデートしていこうと思っています。特にQ&Aとか。質問ください。
目次
1. 結論
EthereumとPolygonは大体同じ事ができる別のブロックチェーンです。
同じことが出来ますが、ETHの方が手数料が高い代わりにメリットがあり、NFTの価格に手数料が見合うかどうかで決めるのがいいと思います。
2. 簡単な説明
・Ethereum(ETH)
時価総額第二位の有名な仮想通貨。スマートコントラクトというブロックチェーン上に書き込まれて自動で実行されるプログラムを用いて、NFTの画像を呼び出したりできる。歴史が古く、安定性が高い。
・Polygon(MATIC)
Ethereumの手数料高騰に伴い、Ethereumの中身をほぼそのままに、1秒間に処理できるトランザクション(取引等)の数を大幅に増やしたもの。発行枚数も多く価格が安いため、ガス代(取引時の手数料)がEthreumに比べて非常に安い。
中身がほぼ同じなので、アドレスも同じものが発行されるし、中のプログラムも同じものが使える。(所謂EVM互換)
3. どっちがいいの?
基本的にはEthereumが良い。でも、手数料がざっくり3000円くらいかかるので、あまり高くないNFTを作る場合はPolygonの方が買ってもらいやすいかもしれない。
逆に値段の高いNFTはEthereumのものしか買わないと決めている人もいる。
沢山配ったりしたいならPolygon。消えても困らないとか装飾のためで売る予定も無いならPolygon。
一点もので出来るだけ長く残したいならETH。(画像の保存の仕組みも別に考えたい)
また、サービスはまずETHに対応するものが多いのでそういう意味でもちょっとETHは便利。
4. 何が違うの?
手数料が全然違う、後ブロックチェーンの歴史と安定性が違う。
・Ethereum
手数料が数千円する。高い。
2016年にスタートし、Bitcoinに次ぐ二位の地位をキープしている。この間の2018~20年に消えていったプロジェクトも多い。また、多くの開発者が参加していて、問題が起きても修正される可能性が高い。また、手数料が高騰することはあれど、そのときに必要な手数料が払えれば取引が滞ったことはほぼ無い。安定性が高いと言える。
・Polygon
手数料は高くても10円かからないくらい。安い。
2019年にスタートしていて、使われ始めたのは最近である。そのため、まだ安定性には疑問が残る。実際に多く使われだしてからは取引が上手く行えないことも度々あり、安定性は課題として残っている。
説明で述べたようにトランザクションの処理件数を増やしているがこれもメリットだけでない。公式が言っている1秒間に6万件のトランザクションを全て保存すると1年で2兆件になる。ブロックチェーンデータの量が膨大となることで処理や保存に問題が生じる可能性もある(何も起こらない可能性ももちろんある)。
5. Q&A
・日本ではPolygonが使われていて、海外ではEthereumが使われてるってホント?
―両方使われてるからそんなことはない。でも海外のNFTで日本までニュース入ってくるのは大抵有名な作品だから、そういうのは大抵ETHかも。
・なんでETHに拘る人がいるの?
―高いお金払って消えたら嫌じゃん。
・どういうとこから情報仕入れるの?
―公式Twitterとかいいかも。https://twitter.com/0xpolygon
・Polygonの価格がEthereumと同じになったら、手数料も今のETHくらいになる?
―安さゆえにばら撒いているスパムとかが無くなると思うので、今のETHよりは安くなると思う。でもそれなりにはなるはず。
・アドレスが同じならETHのNFTをPolygonに移せる?
―移せない。あくまで違うブロックチェーン。
・海外の人はETHを安く買ってたってホント?
―2020年には1~2万円だった時期もあるので、日本でも海外でも安く買った人がいるのは本当。初期の初期にもっと安く買った人もいる。海外の方が日本より割合は高いような気はするけど分からない。
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