フルオンチェーンで現実の星空と連動した星座NFTが欲しい!ので作ります。 ↓の続き。
取り敢えずPolygonチェーンでプロトタイプを作ってみました。
Creative Constellation Test - こと座
Creative Constellation Test - アンドロメダ座
このNFTはこのような特徴があります。
- フルオンチェーン(画像を含むデータを全て(同じ)ブロックチェーン上に保持している)
- 実際の星座をデフォルメして再現する
- 夜空に見えるかどうか(高さ10°以上)で、明るい画像と暗い画像が切り替わる(日本標準時の基準になる東経135°で判定)
- svg(ベクターデータ)のため、画像はどれだけ拡大してもOK。
- 本番はETHチェーンで発行する(予定)(安定性のため)
今日は画像について考えてみます。
「現実に連動したフルオンチェーンの星座NFTで、リアルでも星空を見上げてもらうのが目標」だったので、これに沿って構想を考えてみました。以下を目標にしてみます。
- 明るい画像と暗い画像が簡単に見分けがつくようにする
- NFTの画像だけで星座が探せるくらいに星座の形を残す
- 出来る限り星座の特徴を取り込む
- 一枚絵としても見て楽しい画像にする
こんな感じになりました。
ここから、天体観測と宇宙大好きな気持ちが前に出すぎているかもしれません。話半分で読んでいただければ幸い。
いくつか例外はありますが、基本的には星座を簡単な形で再現したうえで、「一等星を目立たせる」「赤めの星を分かるようにする」の二つの特徴を入れてアクセントにする方針にしました。
ドット絵にしたのはフルオンチェーンを見越した容量の削減と、想像の余地を残すためです。
ドット絵でないパターンや、より細かなドットも検討しましたが、細かく再現するほど細かなところが気になってしまい、想像の余地を残せるこの形に落ち着きました。
一等星だけ特別にしたのもここに理由があって、最初は二等星、三等星と順番に暗くしていくつもりでした。検討する中で、実際の夜空の星は意外と一等星、二等星と順に明るさの違いが分かる訳ではないことに気付きました。実際の夜空では、夜空の明るさに応じて一定の明るさを超えた星が見やすくなる傾向があります。
例えばこれは星が非常に見やすいシンガポールで撮った写真です。たくさんの星が見えますがどれが一等星かすぐには判断が付きません。三等星以上は割と同じように見えてしまいます。(ちなみに右に二つあるのは、日本からは見えないマゼラン星雲です。)
このように、都心部では一等星と二等星の明るさに大きく差があるように見えますが、夜空の暗い天体観測スポットでは一等星と二等星どころか三等星でも差は意外と感じません。 そのため、星座の中で最も明るく見付けやすい、名前も有名なものが多い一等星を目立たせることにしました。
また、この決定によって一等星が無い星座では実際の星座と対応が撮りにくくなってしまいました。その対策として、実際の空で星座を探しやすくするために赤めの星を分かりやすくしました。
これは実際に私が夜空で星座を探すときの目印として、白、青系とオレンジ、赤系の星を見比べて正しく星座の星を結べていたか確認していたためです。一等星が無い星座でも、赤い星の位置を元に夜空で星座を探せます。
アンドロメダ銀河付近の写真があったので持ってきました。青系の星とオレンジ系の星の違いは比較的分かりやすいです。
このようなルールに沿いながら、アンドロメダ座の中央付近のアンドロメダ銀河のように細かな特徴を各星座で入れていく予定です。
また、色を暗めに設定した、沈んでいるとき用の画像も合わせて作成しました。こちらは、ドットの配置を変えずに色を全体的に暗くして表現しています。
このように実際の星座と並べて見ても、自分としては納得のいく出来になりました。
今回は、画像を作るときに考えていたことや、取り入れた拘りについてお話させていただきました。
次回はどうやって夜空に見えているかを計算するかの話を書こうと思います。
コメントも歓迎です!
コメントを残す